2018年9月9日
1人旅2日目
朝、車のクラクションの音で目が覚める。
いつもとは違う目覚め。そうか、今タイにいるのか。
屋上のハンモックに揺られながら、今日のスケジュールを確認する。
「今日は世界遺産のアユタヤに行くから…なるほど、ここから乗り合いバンが出ているのか」
予定を確認し、無料の朝食を食べる。
外に出ると、朝8時前というのに、べたつくような蒸し暑さが。
事件の始まり…!!!
歩いていると、トゥクトゥクが近寄ってくる。乗りたかったやつや!!!
トゥクトゥク「どこに行きたいんだ?」
俺「アユタヤに行きたくて!乗り合いバンが出ているここまでお願い!」
トゥクトゥク「オーケー!乗りなよ!」
早速乗り込む。
おじちゃんは「かわいい」「きれいね」とでたらめな日本語を並べ笑っている。
このおっちゃん楽しそうだし、いいひとそうだな!
今日はいい日になりそうだ!とこの時は思っていた。
走り出して10分。
トゥクトゥク「今日は日曜日だろ?日曜日はブッタの日なんだ!だからアユタヤはやってないよ!」
タイにはブッタの日ってものがあるのか…。やっぱり文化が違うんだな。
トゥクトゥク「だから今日はあきらめよう!俺が町の中を案内するよ!」
文化の違いなら仕方ないか。これも旅っぽくていいじゃないか!!!!!!!
俺「おっちゃん!案内して!」
トゥクトゥク「オーケー!じゃあ水上マーケットにいこう!」
この選択が後々大変なことになるとは…
水上マーケットでは
こんなカラフルな船を1人でチャーターし、30分乗り回した。
正しく言えば 「チャーターさせられた」
1200バーツの支払い。
その後もレストラン、などなど、結構振り回された。
そう、これはまさしく…
トゥクトゥクのビジネス!!
途中で気が付き、終わりを告げると
トゥクトゥク「3000バーツだ!」
俺「え、いま800バーツしかなくて。」
トゥクトゥク「日本円はないのか?」
俺「…。5000円持ってる。」
トゥクトゥク「じゃあそれよこせ!じゃなきゃ降ろさないぞ!!」
うわー出たよ、うそでしょ!?
まだ死にたくないし…怖くなった俺は5000円を払った…。
ああ…ああああああああ!!!!
やられた。ここは「微笑みの国」ではないのか!?
何で平気でそんなことができるんだ!?
みんなに言いたい。タイのトゥクトゥクには気を付けて!!!
ゲストハウスに戻ると、2人の日本人に出会った。2つ年上の大学生だ。
とにかく誰かと喋りたかったので、今日の出来事を話した。
先輩「やられたんだ笑。でもよくあることだし、無形資産投資として次から気をつけな!何事も経験だから!」
俺「無形資産投資か。かっこいい!」
先輩「でも、ゲストハウスの張り紙読まなかったの!?トゥクトゥクのビジネスには気をつけろって書いてあるでしょ?」
俺「あ…書いてある…。じゃあ俺が悪いのか。あの時、トゥクトゥクを乗るという選択をした俺が悪いんだ!」
先輩「とりあえず気晴らしにビールでも飲みに行こうぜ😊」
そのあとは先輩2人と3人で行動して、旅の事、今まで経験した事件などたくさん教えてもらった。
日数が限られているならツアーデスクでツアーを申し込んだ方が安くて確実に行けることも!
カオサン通りへ行き、明日朝発のアユタヤのツアーを申し込んだ。
日が暮れ、カオサン通りはより一層活気であふれていく。
カオサン通りにはいろいろな人がたくさんいて、ゲテモノを売り歩く人や、コーラの空き缶で車の模型を作る人、マッサージの勧誘やレストランの客引きなど、まさにお祭り状態!
何よりレディーボーイが全力で踊っている姿が輝いて見えた。
「自分らしく生きるって、こんなに素敵なことなんだ!」
お腹がすいてきた3人は、お店に入ってビールとつまみを注文。
お酒が弱い俺は、すぐにふわふわしてくる。
ふと我に返ると、あれ、先輩がいない…?
気が付くと日本人大学生1人とタイの女の子3人を連れて戻ってきた( ゚Д゚)
ど、どういうことだ笑
最初は状況がよくわからなかったけど、すごく楽しい!!!!!!
はじめて会ったのにはじめてな感じしないし、もしかして一人旅って出会いが面白いのかも!
この時初めて一人旅の面白さに出会った。
- 1人だからこそ出会う危険と、そこから学ぶ経験
- 文化の違いや様々な価値観
- 人との出会いの楽しさ
きっとこれが1人旅の醍醐味なんだ!!!!
朝から散々な目に合ったけど、出会いに恵まれ、色んな事を学んだ1人旅2日目。
さあ、明日こそ!念願のアユタヤへ!
to be continue…